【イタリアコラム】イタリアンといえばニンニク唐辛子?【イタリアンバールROCKVINO】
皆さんはイタリア料理と聞いて何を思い浮かべますか?
トマト?ピザ?それともスパゲッティー?
ニンニクと唐辛子を思い浮かべる人も多いのでは?
意外かもしれませんが、
イタリアでニンニク・唐辛子はあまり使いません。
使うとしたら主にローマより南の地方だけ。
フィレンツェや、ミラノ、トリノなどイタリア中北部ではほとんど使いません。
では、なぜ日本ではイタリアン=ニンニク唐辛子の香りなのか?一時期イタリアンが流行った時に活躍していた料理人が皆、イタリア南部で修行していた方だったことや、アーリオオーリオペペロンチーノが日本人の味覚に受け入れられたことが原因かと思います。
私が修行していたトスカーナ州ではニンニク・唐辛子はほぼ使いませんでした。
その代わりにトスカーナ州特産のエクストラバージンオリーブオイルをふんだんに使用します。
「素材による味覚のバリエーション」こそがイタリア料理の真理。なんでもかんでも唐辛子ニンニクを使っていては、素材の持ち味が薄れ、画一的的な料理になってしまいます。
こういうところからも日本にはまだまだイタリア料理が根付いていないんだなぁと残念に感じてしまいます。
バールROCK VINO
〒111-0053
東京都台東区浅草橋1-31-4大原第3ビル2F B室
アクセス 浅草橋東口から徒歩1分
営業時間 18:00~0:00
定休日 不定休